お客様の心を"グッと"キャッチ!!きっと満足度UPに役立つはず。
手作りパン・自家製パン・焼きたてパンって響きは、
お店の付加価値を高めたり、お客様が食い付くキーワードっす!
そんなお店の設備でできるパンの作り方があったら、やってみたくないですか?😁
本職で飲食業に携わる僕が、料理にマッチしやすく、できるだけ仕込みを邪魔しない、
シンプルなパンの作り方とコツをまとめてご紹介します!!
この記事の最後には、常連様との嬉しい出来事を少し添えまして😄
オーバーナイト法って、パン生地を一晩冷蔵庫に入れる発酵方法です!
そもそもパンって発酵時間が長いのネックですよね。。。
ならばいっそ、もっと発酵時間長くして生地を熟成させちゃおう!ってことで、
この方法、マジでパンがおいしくなります♪
おまけに、1日当たりの作業時間がずっとコンパクトになるので、結果的に時短にもなってきます!
では、営業の流れを想定して、説明していきますね〜👍
僕のパンレシピの基本配合を例に、仕込み量を出してみました。
※こちらから他のレシピもダウンロードできます!
だいたい強力粉の袋って1kg。
中途半端に残しても面倒なので、
まるっと一袋使っちゃう配合に置き換えてます。
←ご参照。
スケールにボウルを置いて、
強力粉、インスタントドライイースト、塩、砂糖を計り入れてもらうのが良いです。
※余計な洗い物が減るのでw
<作業時間5分>
粉類を測り終えたら、予めホイッパーなどでよく撹拌しておきます。
そこへ、水を注ぐ。
木べら使っても良いですが、変な力が入って、かえって疲れちゃいます。
※僕はゴム手袋を付けて混ぜてました。
これがベスト!
手を軽く湿らせて、
生地を丸めてボウルに戻します。
※手粉を使わない理由は、粉が飛び散って周りが汚れるからですw
<作業時間10分>
40℃で30分発酵させます。
と言っても、発酵設備がないと思われます。
当時、僕がやっていたのは、
ガス台の上のラックや保温炊飯器の上など、
人肌よりちょい温かめのところで発酵させてました。
発酵した生地を押して、中のガスを抜きます。
生地を丸め直します。
<作業時間3分>
冷蔵庫に生地を入れます。
8時間〜16時間かけてゆっくり発酵させます。
※1日経ってしまうと、お客様に出すにはちょっと難しいところです。
っていうのは、過発酵した酸味が気になってくるから。
まかないで、ピザにして焼いちゃうのも手です!
営業スタート時間や提供したい時間帯を逆算して、作業に取り掛かってください。
1時間前後見ておいてください。
分割は、50g〜60gくらいが料理に付け合わせるのにちょうど良いでしょう。
丸めて、天板に並べます。
<作業時間15分>
※この工程をさらに省きたい場合、厚み2cm〜3cmに押し広げて、大きなシート状に焼きます。
カットして提供のスタイルです。
発酵・焼成は下記にならってやってみてください。
40℃で15分〜20分。
もしくは温かい場所で行ってください。
※焼成のタイミングを遅らせたい場合、
常温におくか、冷蔵庫に入れます。
これでも限度は30分〜1時間以内でしょう。
丸のまま焼いても可愛いですが、
生地に粉をふったり、切れ目を入れたりすると、
雰囲気がでて演出効果が高まります!
240℃で15分を目安に焼いてください。
焼き色が付いてないパンは再度焼きます。
※焼き置きも全然大丈夫で、オーダーごとにオーブンで3分ほど焼いて提供したりしてました。
アツアツってなりながらも、美味しそうにパンを食べてるお客様の様子が目に浮かびます笑
いかがでしょう?こんな流れです。
サラダやパスタと一緒に提供したり、サイドメニューにおいておいても良いっすよね〜。
一度食べてもらうとわかる自家製パンの実力はと言うと、ぶっちゃけおかわりの連続でしたw
プラスオンで客単価が上がります。
少々形が崩れてても全く問題ないんですよね。だって手作りだから!
既製品ではない良さからか、お客様の反応はものすごく良好。
印象的だったことがあるので、ちょっと書きます!
焼きたてパンを提供しはじてしばらくすると、
お子様で自家製パンの熱狂的なファンができました!笑
その子がやってくると第一声に、
『あの、まーるいパンが食べたい!』
お母様も、
「ここのパンじゃないとイヤって言うのw」
と言って、よく通って下さるようになりました。
そうのうちに、
ご家族で、ママ会に、イベントで貸し切りにと、店を利用してくださるようになり、
その方を起点にお客様の層が広まりしました。
本当に良くしていただきました!
その方がご紹介のお客様もいい方ばかりで、当然お店の雰囲気もますます良くなるわけですw
パンをきっかけに縮まるお客様との距離。
パンをきっかけに深まるお客様とのつながり。
そんな実体験に基づくエピソードを締め括りにします😊
少しでも皆さんのお役に立つことができたら幸いです!!